どうも、にれんです。
私は税理士試験の全ての科目を(簿、財、法、相、消)2年で官報させていただきました✌︎
と思いながら記事を書いてます
~おかしかった時の話をしようか~
今回は『じゃあ”参考書”の「位置付け」は何?』というテーマでお話ししていきます。
- 税理士試験で奮闘している受験生の過ちからの学びを知りたい方
- 勉強法だけではなくてもっと軽い気持ちでブログを楽しみたい方
この記事は”5分”で読めます
よろしくお願いいたします✌︎
目次-PageContents-
教室の端っこに沢山の”参考書”
私の学校には教室の隅っこの方に
沢山の参考書が
幸いな事に(?)置いてありました。
1年目の私は
というくらいで横目に流していました。
それから時間が経ち…
2年目の4月くらいでしょうか。
答練でも模試でも
ある程度(良い所)まで来ていた私に
“また”こんな心の声が…
その心の声が私を、
ふと教室の隅にある
たくさんの参考書の方へと
連れていきました。
私はこの心の声がきっかけで
たくさんの参考書を読み漁る事に…
さらに
参考書の「位置付け」を間違えて
知らず知らずのうちに
終わりのない道を歩いていくことになります
本屋で聞こえた”心の声”
私が参考書を読む時は常に
「なにか”新たな発見”はないか」
というマインドで端から端まで
読み漁るスタイルでした。
つまり
私の参考書の「位置付け」は
『新しい情報や知識を増やすもの』
学校にあるだけでも
物凄い量の参考書を
読み進めていく毎日。
あくる日もあくる日も
参考書とにらめっこして
「みんなに差をつけよう」と
必死になっていました。
そして、ある日私は
新しい情報や知識を追い求め
「本屋」に足を運びました。
ズラッと
たくさんの参考書が並ぶ「本屋」は
私にとって「情報や知識の宝庫」
棚にある参考書を眺めていると
ふと”こんな心の声が頭をよぎった”んです
今考えると、
新たな情報や知識の発見はあれど
答練にも出ないし模試にも出ない。
つまり、一言でいうと
『割りに合わない』
「新しい情報や知識を増やす為にかけた時間」
に「点数の伸び」が全然、割りに合わない。
じゃあ”参考書”の「位置付け」は何?
参考書で新しい情報や知識を探し求める旅に
“無意味さ”を見出してしまった私は
参考書の「位置付け」というものを考えます
考えに考えた末、
答えが出ました。
参考書は「問題集、答練等の理解できなかった問題を理解できるようになる情報はないか?」というマインドを持って問題の箇所を部分的に調べるスタイルがいい。
つまり
参考書の「位置付け」は
『既にある”情報”を”知識”にする為のもの』
情報…無数にある結果や過程のこと
知識…無数にある結果や過程(情報)を理解すること
例えば…
【役員給与の損金不算入】
『問題』
事前確定届出給与で届出書に明記された支給金額と実際の支給金額が違う役員給与は法人税法上どうなるでしょうか?
『答え』
この支給金額(計上金額)は『役員給与損金不算入となり、否認されます』
メル先生法人税を知らない方のために簡単に言うと「経費にできひん」というものやで
『支給時期が違う役員給与は損金不算入になるんだあ…』
ここまでは「情報」です。
ここで、
一つ掘り下げることが重要です。
『なぜ、支給時期がズレた役員給与は損金不算入なのか?』
この『答え』は(面倒な事は割愛)
『利益操作排除の為、損金不算入となります』
この情報に対する『なぜ?』という問い
に答えられて初めてその勉強した内容が
「情報」から「知識」となります
詳しくは以下の記事で
つまり、参考書は「新たな情報や知識を増やす為のもの」でなく「問題集や答練で発見した情報を知識として補完する為のもの」であるということです。
最後に…
「みんなとの差をつけよう」と
鼻息を荒くすると勉強や肩に力が入ります。
その結果、私のように
基本通達や措置法、質疑応答事例集の隅々まで
読み漁るような所業まで至ります。
何度も言っているように
「税理士試験の大前提」を
見失ってはいけません。
試験においての”参考書”は
問題集や答練で発見した”情報”を
自分のものである”知識”にする為の
教科書であり、いわば補助です。
あくまでも税理士試験では
合格すること”だけ”が重要です。
- 参考書は試験においての位置付けは「新たな情報や知識を増やす為のもの」ではなく、「既にある情報を知識として理解する為のもの」やで
- ”知識”は”情報”のワンランク上やで
- 参考書は教科書であり、あくまでも補助やで
- 「税理士試験の大前提」を見失わないようにせなあかんで
いかがでしたでしょうか?
今回は『じゃあ”参考書”の「位置付け」は何?』というテーマでお話ししていきました
ではまた別の記事で。