税理士試験攻略法

”直前期”からは”理論回転表”を作って精度を高めよう

 

ども、Sleqtです。

 

はじめに…

 

私は税理士試験の

全ての科目を(簿、財、法、相、消)

1発で合格させていただきました✌︎

 

 

にれん
にれん
「こんなブログが受験生時代にあったらよかった‼︎」

 

と思いながら記事を書いてます。

 


 

早速ですが、

私、にれん。

理論がめちゃくちゃ得意でした。

 

因みに、

どちらの年も理論科目2つ(H30財法・R1相消)

 

 

「どうしたらそんなに理論ができるの?」

と言われ続けた受験生時代。

 

 

この理論暗記法シリーズでは

1人でも多くの受験生が人知れず、

「私、理論得意かも」と

感じてくれたらいいなと思ってます。

 

 

 

 

さて、今回は

”直前期シリーズ”との共演

『直前期から”理論回転表”を作って精度を高めよう』

です。

 

 

 

にれん
にれん
「皆さん”理論回転表”は作っていますか?」

 

 

 

それではいきましょう。

 

『理論回転表って?』

 

百聞は一見にしかずということで

まずは

”私の理論暗記表”

お見せします。

 

H30年(”法人”が、”財表”が)
R1年”相続”
R1年”消費”

 

「理論回転表」とは…本試験までの理論の回す範囲を1週間単位で示したもの

 

つまり

『理論回転表を作る』ということは

『本試験に持っていく理論を決める』ということ。

 

 

税理士受験生
税理士受験生
「いやいや直前期いうても5月て早ない?」

 

 

にれん
にれん

『4月でもない6月でもない。 5月だから作るんですよ‼︎』

 

 

メル先生
メル先生
5月はAランクもBランクもある程度は履修済み。試験まで例年通りなら3ヶ月。100日切ってる。そろそろ持っていく理論を絞って効率よく精度を高めたい時期。

 

アメリカ合衆国第16代大統領リンカーンは言いました

「6時間で木を切れと言われたら、最初の4時間は斧を研ぐのに使うだろう」

 

 

理論回転表はまさに、この『斧を研ぐ行為』

 

 

にれん
にれん
本試験という木を切り倒す為の準備。”理論の精度を高めてくれる”強力な要素です✌︎

 

『理論回転表の使い方』

 

理論回転表を見てもらったところで

税理士受験生
税理士受験生
「これってどうすんの?」

という疑問に答えていきたいと思います。

 

 

例えば、

H30年の私の理論暗記表(法人財表

△は時間があればやる、いわば趣旨理解重視の単元✌︎

 

「6日で1周するイメージ」

 

にれん
にれん
1日でやる理論(復習理論)が『番号』で振られています。

 

 


 

理論回転表の使い方は1つ

 

「淡々と黙々と遂行する」

 

 

ゆっくりゆっくり

理論の完成度を高めていって

最後の本試験で

ピークを持っていく為の

水面下での作業になります。

 

『理論の回し方』

 

”復習理論の回し方”は

『一に暗唱、二に暗唱』

 

 

暗唱、暗唱、暗唱。

 

ひたすら

暗唱、暗唱、暗唱。

 

疲れたら

頭の中で暗唱、暗唱、暗唱。

 

ポイント

理論回転表の段階に入ったら暗記”(スリーアワーズ、デュアルタスク)を最重要項目として取り上げる。”理解”(ラバーダック・ティーチニングテクニック)は危なそうなところだけを重点的に

 

復習理論の回し方について詳しくはこちら

 

『理論回転表の作り方』

 

 

作り方のポイントは「5つ」

  1. 理論の関連度を大切にする
  2. インターリービングを活用する
  3. 理論の量は大体同じにする
  4. 1日「調整日」を作る
  1. 理論回転表は2度作る

POINT1「理論の関連度を大切にする」

 

 

1日に暗唱する

理論の関連度を高くしましょう。

 

 

法人税で言うと

「組織再編成関係」「貸倒関係」など

 

さてどちらの方が良いでしょう。

  1. 「今日は④番やけ、役員等の意義と租税効果等の取り扱いと青色申告書と特別焼却(少額減価償却資産)と貸倒引当金の個別理論か」
  2. 「今日は④番やけ、役員給与全般(3単元)と青色申告全般(2単元)しよか」

 

メル先生
メル先生
2番の方が情報と情報を関連付けて頭の中で紐付けできそう

 

POINT2「インターリービングを活用する」

 

 

”インターリービング”を活用すると

勉強の効率がブーストする

ことが分かっています。

 

 

 

にれん
にれん
ブロック練習と言われる1日で勉強するスキルを1つにした(例えば「今日は役員給与全般のみ‼︎」)勉強とインターリービングと呼ばれる1日で勉強するスキルを2つ以上(多くても3つまで)で構成するもの(例えば「今日は役員給与全般と青色申告全般」)では勉強の効率が目に見えて違ってくるのです✌︎

 

 

メル先生
メル先生
そう。脳は単純な刺激に過剰に反応する為脳が活性化し、最大のパフォーマンスを発揮して上達しやすくなるんだ。

 

にれん
にれん
一番気持ちいいとこ取るなよ

 

 

因みに、

ある実験によると

両者には25%もの勉強の上達に差が出て

さらに時間を開けた追加のテストでも

倍近くの暗記力に差が出たという結果が出ています。

 

もちろん

勝者は「インターリービング」です。

 

相続の⑥は納税義務関係だけなので全くインターリービングできていないことに気づきました。しかも⑥だけ「なんか身はいらんなあ」と感じていたのでもしかすると”それ”かもしれません

 

POINT3「理論の量は大体同じにする」

 

 

理論に当てる時間は毎日大体同じなので

「①番多すぎて終わらん クソワロタ」とか

「⑤番少なすぎて時間余るw」みたいな

事態を防ぐ為に少し工夫します。

 

 

 

にれん
にれん
理論には得意不得意あるので「かかった時間」を目安に回転表を作ってみるといいかもしれません。

 

ここにボックスタイトルを入力

「インターリービング」では1日のスキルの勉強時間も均等にした方が良い。

 

POINT4「1日”調整日”を作る」

 

 

大事です。

 

 

1日の『調整日』

 

メル先生
メル先生
あまりにかっつめすぎると何か1つうまくいかないことがあると総崩れになってしまう危険性があるんだ

 

ポイント

不足の事態(理論読んでいる途中で夢の中にGOしちゃう。単純に理論のスケジュール辛すぎる。少し甘い論点ある。そもそも新規理論も覚えたい。もはや調整日が生き甲斐)に備えて調整日を作っておきましょう。

 

にれん
にれん

運転中に車間距離を取るように

”理論の回転にもバッファ(余裕)”を

持てるようにしましょう。

 

POINT5「理論回転表は2度作る」

 

一番の重要なPOINTです。

 

 

「理論回転表は2度作りましょう」

 

税理士受験生
税理士受験生
え、なんで。

 

 

にれん
にれん
私が作った“テスト(5月)と本腰(6月)”を見比べてみましょう

 

5月
6月

 

 

 

いかがでしょう?

 

 

にれん
にれん
1ヶ月間テストしてみるだけでかなり手直しが入っていますね(笑)5月の時点では”5日で一周するペース”で回してみたけど鬼すぎて修正したことが1番の変更かな?

 

メル先生
メル先生
理論の”関係性”と”勉強時間”を大体同じにすることを大切にしているね

にれん
にれん
そう。色々と改善点が見られるから「作り直すこと」が重要なんだ

 

イメージは1回目「テスト』2回目『本番の作成』

 

 

2回目の作り直しのタイミングで

本試験会場にいる未来の自分との

理論の数が95%一致します。

 

 

覚悟を決めましょう!

「この理論達で本試験を制す‼︎」

 

『メリット3つ』

 

“理論回転表のまとめ”

メリットの観点から3つ

お話ししていきたいと思います。

 

『理論回転表のメリット』

  • リソースの有効活用
  • 応用力UP
  • 無駄な時間の削減

「リソースの有効活用」

 

メル先生
メル先生

”持っていかない理論”

いわゆる”捨て理論”にリソース割くのはもったいなくない?

 

私の先輩でこんな方がいました。

 

〜答練2週間前〜

先輩1
先輩1

「この理論は本試験持ってかんけど答練で出るから覚えよかな」

にれん
にれん
あ、そうなんすか

 

〜答練直前〜

「やべ、他が疎かになってるわ」

にれん
にれん
え本末転倒じゃない?(笑)

 

 

ポイント

”持ってかないと決めた理論”はもうやらない!

 

理論回転表を作ると

”本試験に持っていく理論”だけに

リソースが注がれるます✌︎

 

「応用力UP」

 

 

理論回転表は

自分で関連度の高い理論

1日にできるように設定します。

 

 

例えば

 

理解を問われる問題に直面した時

 

にれん
にれん

「この理論とこの理論は関係性高いよな」

「これ③番の理論書けばいんじゃない?」

「これは④で一緒に覚えてた理論書けば良いよな!」

 

と、応用力のUPに繋がります。

 

これを関連性記憶法という。

 

「無駄な時間の削減」

 

 

あらかじめ

1日にやる理論たちは

理論回転表により決まっているので

特段悩む必要もありません。

 

ポイント

日々の受験生活においても問題の解き方においても無駄な時間は『今、何しよう』と考える時間

 

 

そんな無駄な時間を

ぶっ飛ばしてくれる理論回転表。

 

 

時間というものが受験において

有意義なものに変わりますね✌︎

 

最後に…

 

 

この理論回転表は

1年目のちょうど5月くらいに先輩から

“>
先輩2
「そろそろこれ作った方がいいね」

お達しをいただき作成しました。

 

この理論回転表を作ったあたりから

にれん
にれん
『あ~直前期もやってきたなあ^^』

みたいな感覚になるんですよね()

 

2度経験しましたが

こいつの破壊力は凄まじいので

1度、試してみてください、面白いです。

 

 

ただ

理論をぶん投げたくなる衝動は

不思議と増えました(必然)

 

 

因みに、

にれん
にれん
本試験まで何回か作り直したくなります。これは「分かる~^^」て感じなんですが別に理論回転表が綺麗でも自分の納得のいく回転をしていなくても本試験までに斧を研ぐことができればいいので理論回転表を作る時間は2回までで充分のような気がします。「勉強」から「作業」にならないように気をつけないとです✌︎

 


 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は

「直前期に”理論回転表”を作って精度を高めよう」

をお話しさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくれた皆さん

ありがとうございました‼︎

 

 

 

ではまた別の記事で

 

 

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