どうも、にれんです。
今回は【コロナによる”受験者数”の影響】今年の税理士試験を、考える。というテーマでお話ししていきます。
- 今年(R2)税理士試験の受験者
- コロナによる影響が”受験者数”にどのように影響があるのか気になる方
この記事は“6分”で読むことができます
本日もよろしくお願いいたします✌︎
目次-PageContents-
今年の税理士試験を考える
今年の税理士試験に関して
コロナによる影響で
別記事で話をしていることを簡単に…
- 税理士試験の予定通りの実施の可能性は非常に高い
- 税理士試験を実施する上でコロナ対策関連の懸念点は6つ
以下の記事です。
コロナによる”受験者数”の影響
国税庁の発表しているデータから
コロナによる”受験者数”の影響について
普及していきます。
まず私個人的な結論から…
「全体の税理士試験受験者数は減少の一歩を辿り、複数科目受験者の科目数は大幅に減る」
去年(R1)税理士試験のデータに着目してお話ししていきます。
以下の4つに注目します。
「受験申込者数」(実人数) 受験を申し込んだ人の数…(A)36,701
「受験者数」(実人数) 実際に受験をした人の数…(B)29,779 「述受験申込者数」
受験が申し込まれた科目の数…(C)55,880 「述受験者数」
実際に受験がされた科目の数…(D)41,158 メル先生上記のようになんとなくザックリで思ってくれたらええで上記のデータを用いると以下の2つが分かります。
- 受験を辞退した人の数「A-B」
- 複数科目受験者の科目の内、辞退された科目の数「(C-D)-(A-B)」
メル先生それぞれの式にR1の国税庁のデータを当てはめていくで【受験を辞退した人の数】6922人
【複数科目受験者の科目の内、辞退された科目数】7,800個
※複数科目受験者が全ての受験を辞退をした場合等を除く
もう一度先程の結論を…
「全体の税理士試験受験者数は減少の一歩を辿り、複数科目受験者の科目数は大幅に減る」
この結論が表していることは
データが例年より以下のように動くこと
また、この辞退された科目数は
「税法科目(簿財以外)に顕著に現れる」
と予想できます。
以下、便宜上「簿財」はその両方または一方とする
さて次の章からは
データがこれらのように動く
予想ができる理由を見ていきます。
全体の受験者数と複数科目受験者の科目数が減少する理由
”試験組”は近年減少傾向にある
国税庁が発表しているデータによると、近年の税理士試験の”試験組”と呼ばれる受験者は減少傾向にあります。
その波を受けて
今年も更に”試験組”は減少の煽りを受ける
と思われます。
環境の粗悪化による”成績不振”
ご存知の通り、
専門学校の活動自粛により
授業の遅れや自習スペースの利用自粛がありました。
その勉強環境の粗悪化による成績不振から
一定数の科目や受験を断念する受験生が見込まれます。
試験への”モチベーションの低下”
会計系試験の延期や中止の声、
受験票の例年より遅い配布、
外出自粛や前述した成績不振などの影響…etc
コロナの影響で
モチベーションが維持できずに、
受験申し込みから早期撤退を考える受験生が
例年より増加する見込みがあります。
高齢の方の”感染懸念”による受験断念
一部の受験生の間で囁かれている高齢の方の受験断念です。
国税庁のデータによると
「税理士試験の受験者数の38%や合格者の35.8%を”41歳以上の方”が占めています」
”高齢の方の受験の有無”は
今年の税理士試験を語る上で必須の情報に
なるやも知れません。
今年の受験者の年代別の推移にも関心が高まります。
会計科目(簿財)の受験者数がそれほど落ち込まない理由
複数科目受験者は”会計科目(簿財)”を選択する
先程、複数科目受験者の科目数が減る理由について触れました。
その中で彼ら「複数科目受験者」の内、簿財を選択している受験者はそのまま”簿財”を選択し、税法科目の受験辞退に足を運ぶ動きが多く見受けられます。
- 税理士試験の必須科目である
- 税理士試験の登竜門と呼ばれ、税理士試験未経験者が多い
因みに、
この動きは例年でも非常に多い事象ですが、
今回のコロナによりその傾向が
さらに強まる背景があります
”公認会計士(短答組)”の参入
今回のコロナの影響により
公認会計士の短答式試験は8月下旬まで延期され
論文式試験では11月を目処に延期されました。
税理士試験の会計科目(簿財)に合格すると、
短答式試験の財務会計論が免除されるから
つまり、今年の短答式試験の保険や税理士試験の科目合格制を担保に将来の保険を貰いに公認会計士の短答組がひょこひょこっと税理士試験に顔を出しに来る可能性が懸念されます。
最後に…
コロナにより資格の有用性が高まったことを鑑みると「受験者は増えるのではないか?」との見方も出来ますが、税理士試験はそもそも受験資格が必要である事やコロナの影響は受験申込み終了辺りから出始めたことから「新規参入者の増加はあまり見込めない」かと思われます○
税理士試験の”受験者数”の影響は一見特に注意すべきことはないかと思われますが、受験者数の推移や合格者の割合などその影響は”見えない所で現れる”ので注意を喚起する為に今回お話しさせていただきました○
- コロナによる”受験者数”の影響は「全体の税理士試験受験者数は減少の一歩を辿り、複数科目受験者の科目数は大幅に減る」と思われるで
- その受験が大幅に減る科目は「税法科目に顕著に現れる」と思うで(今回のそれぞれの理由は省略するで)
- 税理士試験の受験者数の影響は”見えない所で現れる”から注意が必要やで
いかがでしたでしょうか?
今回は【コロナによる”受験者数”の影響】今年の税理士試験を、考える。というテーマでお話ししていきました
本日もありがとうございました!
ではまた別の記事で。
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