どうも、Sleqtです。
はじめに…
私は税理士試験の
全ての科目を(簿、財、法、相、消)
1発で合格させていただきました✌︎
と思いながら記事を書いてます。

Twitterで
こんなリクエストをいただきました。
合法的に”今年の本試験問題”があったら知りたい
ですよね。
その傾向に対策を
立てればいいですから。
それではいきましょう。
合法的に”今年の本試験の問題”を知る方法
「もう同じ問題は出ないから過去問はやっても意味がない」
と一蹴りされてしまいがちな過去問。
まずは、
過去問とは何なのか?を
解説していきましょう。
目次-PageContents-
『過去問とは”目的地周辺”』

税理士試験において
その地図とも言うべき存在。
そう。
”過去問”
言うまでもなく,
私は
何故か?
それは…
『目的地周辺まで行く力』
が過去問には備わっているから。
では
私が過去問に対して
どのように取り組んでいたのかを
ご紹介いたします。
今回は
2月から始める方と
4月から始める方の
”同時進行”で進めさせていただきます。
※
その為、
少し上のリンクから
飛んでいただけると
わかりやすいかと思います✌︎
『最強の2月勢』
熟練者と9月受講コースの方
「2月に始めましょう。」
できるなら
「2月”上旬”」
熟練者の方も
初心者の方も
自分のレベルを測るには
絶好のタイミング。
と体感できます。
「何故2月か?」
一般的には
税理士試験の本番まで6ヶ月
つまり半年。
一度、
目的地周辺を下見するには
丁度いいのです。
問題量としては
時間がある方は10年分。
物理的に無理な方は5年分ほど。
-POINT-
- 「問題の量」は”過去10年分”(5年分でも可)
- 毎日一問ずつで可
- 理論は”柱上げ”のみ
- 計算は時間を測る(基本1時間)
- 点数やミス箇所記録(まずは何が足りてないかを知る)
柱上げ…書く必要のある”理論の題名だけ”を列挙すること。
”解き直し”
解き直しの時期は
2ヶ月後の4月。
丁度忘れかけているタイミングでしょう✌︎
-POINT-
- 2ヶ月後に解き直し
- 毎日一問ずつで可
- 理論は”柱上げ”のみ
- 計算は2月に比較的にできなかった問題だけ時間を測る(基本1時間)
- それ以外は”メモや頭で解く”※各勉強法に随時記事にします
- 点数やミス箇所記録(前回と比較する)
”2度目の解き直し”
また、6月は
確実に力が伸びてくる時期。
-POINT-
- 6月は4月とやることはほぼ同じ
- ”過去2年分”の問題と解答を残しておく
- できなかった問題も残しておく
「絶対の4月勢」
さて、
年明けから受講の方、2月は無理‼︎という方
「2月はちょっとまだ不完全過ぎて
最後までできる気がしないよ」
安心してください。
この時期に
1度、解いてみましょう。
もう一度言います。
4月の時点で
まだ過去問を一度も解いたことがない人
そろそろ
科目選択も確実となってきた頃でしょう。
この時期に
目的地周辺の下見は絶対です。
問題量としては
時間がある方は10年分。
物理的に無理な方は5年分ほど。
-POINT-
- 問題の量は”過去10年分”(5年分でも可)
- 毎日一問ずつで可
- 理論は”柱上げ”のみ
- 計算は時間を測る(基本1時間)
- 点数やミス箇所記録(何が足りてないかを知る)
柱上げ…書く必要のある”理論の題名だけ”を列挙すること。
”解き直し”
解き直しの時期は
2ヶ月後の6月。
コレも丁度忘れかけているタイミングでしょう✌︎
また、6月は
確実に力が伸びてくる時期。
絶対に4月と”同じ間違い”は許されません‼︎
-POINT-
- 2ヶ月後に解き直し
- 毎日一問
- 理論は”柱上げ”のみ
- 計算は4月に比較的にできなかった問題だけ時間を測る(基本1時間)
- それ以外は”メモや頭で解く”※各勉強法に随時記事にします
- 点数やミス箇所記録
- ”過去2年分”の問題と解答は残しておく
- できなかった問題も残しておく
『本試験前1週間にやるべきこと』
最終確認の時期。
そう。
2月勢も4月勢も
6月にできなかった問題に
軽く目を通したり、簡単に解いてみてください。
私は皆さんが
その問題に引っかかることがないように思えます。
全部解く必要はありません。
過去の皆さんが解きましたから✌︎
”この章で言いたいただ一つのこと”
その理由を説明していきます✌︎
”試験委員を見る”
試験委員は
専門学校の先生のように普段、問題を作っている人ではありません。
その為、
問題の不備や
受験生に理解しがたい角度からの出題も
大いにあり得ます。
だから、
少しでも相手のことを知っていた方が
相手が欲しい解答ができるかもしれない
といったことです。
そして、
試験委員は
基本は2年間同じ人が。
長くて3年間担当します。
試験委員も人間です。
同じ人が問題を作ったら
その言い回しや問題のパターンも
似てくるとは思いませんか?
試験委員も人間です。
しかも超一流。
前年度に自分が出した問題で
もし不都合があったとしても
プライドとして
それを曲げたくはないでしょう。
”実際の本試験を例に取る”
(例1)
H29年とH30年の
”財務諸表論”の理論の試験委員は
どちらも連続で
杉本先生と米山先生でした。

またH29年の財務諸表論の合格率は
前年の15,3%に比べ29.6%と
倍近い合格率を誇ったことで有名です。
その背景としては
理論問題で
例年では珍しい”記号問題”主体で
出たことが挙げられます。
本来税理士試験では
記述式にすることで
”減点方式”となり
合格者の調整を行っている(と言われている)
のですが。
H29年に”記号問題”主体で出題したことにより、
本来の”減点方式”という形が取れず、
合格者の調整ができなくなり
29.6%という近年で稀に見る合格率
となった(と言われている)のです。
その為に
「ずるいじゃないか」という
”謎の苦情”が入ったという話もあります
それでも私は思いました。
『うん。
大幅には変えてこないだろうね、うん』
ということで
少しは記述式も増えるだろうけど
記号問題もしっかり出してくるだろう、と。
その読みは的中。
それだけで
本番のストレスは
かなり軽減されたことと思います。
(例2)
また、
法人税法の”計算”も
H30年で続けて
試験委員をされるということなので。
試験前の1週間では
問題の形式や
問題文(わかりづらい言い回しがないか)に着目。
H29年には”個別問題形式”で出題されていたので
H30年もおそろくその形でくるだろう。
また、
個別問題ですが本試験なので
個別の問題が最終的には繋がってくる…
つまり、
…結果は?
別表5の対策を
試験前1週間でもう一度詰めたことで、
国税局からの
『H30』の文字が拝めました‼︎
まさに
「目的地周辺をウロウロしていてよかった‼︎」
という体験です✌︎
長くなりましたが、
という内容でした✌︎
いかがでしたでしょうか?
「もう同じ問題は出ないから過去問はやっても意味がない」
私はそうは思いません。
「過去問」には
”目的地周辺まで行く力”が
備わっています。
この力を使わずして、
闘うなんてもったいない‼︎
皆さんも
過去問で傾向を掴み、
対策を練りましょう‼︎
ではまた別の記事で。
