どうも、にれんです。
記事を執筆している私は税理士試験の5科目(簿、財、法、相、消)の全てを2年で官報合格した実績があります✌︎
と思いながら記事を書いてます
- 理論と計算の配分について知りたい方
- 本試験まで理論と計算の配分をどのように回していけば良いのか知りたい方
- その理論と計算の配分の根拠やポイントを押さえたい方
この記事は”7分”で読むことができます
本日もよろしくお願いいたします✌︎
目次-PageContents-
そもそも「理論と計算の配分」ってなに?
本試験が迫るにつれ
理論科目を含む科目を選択している方は
「勉強の理論と計算の配分をどうすれば良いか」と
悩んでいる方も一定数いるのではないかと感じます。
そこで今回は
理論と計算の配分について
言及していきたいと思います。
理論と計算の配分とは…理論と計算のどちらを重視して勉強するかの指標をいう。主に勉強時間や勉強の進捗度で配分する。
この
理論と計算の配分は
税理士試験の勉強において
超重要です。
ところで、
理論と計算は、それぞれ50点ずつです。
さらに、両者は相互関係があります
- 理論は、計算で行う処理を、言語化したもの
- 計算は、理論で述べている内容に沿って処理したもの
つまり、
理論と計算は繋がっているわけです。
しかし、
試験においての点数の稼ぎ方は
理論と計算では大きく違いがあります。
- 理論…覚えているだけ、書くだけで点数が稼げることが多い。さらに、理解を必要とする問題の頻度は年度によって異なるが「趣旨」を理解してさえいれば十分、解答が可能。
- 計算…基本的には理解を必要とすることや日々の勉強の成果が点数に出ることが多い。しかし、覚えているだけ、書くだけで点数が稼げる問題の出題は少ないので点数は期待できない。
その為、
普段の勉強でも、理論と計算の配分を考えて
本試験までの勉強に役立てることが重要なのです。
本試験1ヶ月前からの期間別で見る
いきなり
「理論と計算の配分は超重要なので考えてね」と
丸投げにしても、イメージがつきにくいと思います。
その為、
この章では私が実際に行っていた
「理論と計算の配分」と「ポイントや注意点」を
併せてご紹介いたします。
是非、
残り少ない勉強時間の配分に
役立ててくださればと思います。
- 本試験1ヶ月前 「理論5:計算5」
- 本試験1週間前 「理論7:計算3」
- 本試験前日・当日「理論9:計算1」
一つずつ解説していきます○
本試験1ヶ月前「5:5」
本試験1ヶ月前の
理論と計算の配分は「理論5:計算5」です
- 理論も計算もまだ成長段階にある
- 理論と計算の繋がりを意識して勉強する時期
本試験1ヶ月前と聞くと
そわそわしてしまう時期ですが、
実はそこまで焦る必要はないんです。
というのも
本試験1ヶ月前は
まだまだ理論と計算は両者とも
成長の余地があります。
【1ヶ月前の私の勉強時間】
- 理論:週33h・月132h
- 計算:週35h・月140h
平日の3時間+休日の9時間が、理論。
平日の7時間が、計算という時間の配分でした。
焦ることなく
理論も計算も着実に基礎を押さえて
応用問題に対応できる
”問題の基礎体力”作りに励むと○です。
【1ヶ月前の勉強は…】
- 理論は、理論回転表を愚直に回し続ける。応用問題の記述の仕方に目を光らせる。質疑応答事例集が参考になる。
- 計算は、基礎を徹底して回し続ける。問題集は初期の問題で十分、基礎がどれだけ理解できているかの確認を一度しておこう。
ポイントは以下の記事を参考にしています
さらにこの時期、
理論と計算の繋がりが
意識できていれば◎です。
理論と計算の繋がりが
見えてくると、一気に点数が飛躍します。
本試験1週間前「7:3」
本試験1週間前の
理論と計算の配分は「理論7:計算3」です
- 理論は覚えているだけ、書くだけで点数が稼げることが多い
- 計算は基礎に絞るので必然的に勉強する内容が少なくなる
- 計算では丁寧に時間を使うから
前章でもお伝えした通り
理論は覚えているだけ、書くだけで
点数が稼げることが多いです。
これは問題の性質上、仕方がないことなのですが
覚えているだけで点数が稼げる理論の勉強を重視する方が
合格する為の勉強にはコスパが良いことは明らかです。
【1週間前の私の勉強時間】
- 理論:週36h(月144h)
- 計算:週30h(月120h)
平日の4時間+休日の9時間が理論。
平日の6時間が計算という時間の配分でした。
さらに
本試験1週間前からは
計算も事実上の締めに入ります
本試験前日や当日は、総合問題を解かないから
その為、
計算は、1問1問丁寧に
勉強していくことがポイントです。
- 流暢性の罠に気をつける
- 情報の理解に必要な公式
- 説明の関係性「Why,What,How」を明確に
計算に限っては、
事実上の締めとなります。
1問1問丁寧に、消化していきましょう◎
【1週間前の勉強は…】
- 理論は、理論回転表を愚直に回し続ける。応用問題は頭の中で「型」まで解き、時間を節約。
- 計算では基礎力を重視した問題を選択して、メンタル面での配慮も重視する。
ポイントは以下の記事を参考にしています
本試験前日・当日「9:1」
本試験前日・当日の
理論と計算の配分は「理論9:計算1」です
- 理論は覚えているだけ、書くだけで点数が稼げることが多い
- 前日・当日の勉強は最小限に事前に決めておくと良い(焦り、持ち物)
- 計算はパターンが多いが、理論はシンプルに覚えるだけ
- 計算は総合問題を使わず、一問一答形式の問題や気付きノート(間違いノート)の確認を行うだけだから
本試験前日や当日は
正直に言って、もう時間は残されていません。
その為、前日や当日の勉強は
最小限に、そして事前に決めておくと
「何を勉強しようか迷う時間」を
節約することができます。
計算はパターンが多く
「前日や当日にどれをどれだけ勉強すれば良いのか」
という問いに対して、全員に言及できるほどの再現性が見込めない。
注意点から、計算では望めば望むほど
- タスクが終わらない焦り
- ありもしない不安が掻き立てられる
- 総合問題や問題集の荷物の増大
- 「何を勉強しようか迷う時間」の増大
- 選択に使う力の浪費
自分を苦しめてしまう危険性があります。
その為、
最小限に、事前に勉強する内容を決めておくことは
前日(前泊する方)や
当日の勉強の効率が遥かに良くなる訳です。
【本試験前日・当日の私の勉強時間】
- 理論:5h~7h
- 計算:30m~1h
理論は、重要論点の確認又は全ての論点の確認(捨て理論を捨てない方法)で5時間~7時間ほど理論を勉強します。計算では、総合問題を使わず、一問一答形式の問題や気付きノートの確認を行なっていました。
上記のことから
本試験の前日や当日は、
シンプルに理論集の1つで勉強ができる、
理論の方が遥かに点数を稼ぐ再現性が高いのです。
【本試験前日や当日の勉強は…】
- 理論は、重要論点の確認、解答形式の確認を行う(できれば全範囲)
- 計算は、教科書の基本的な論点や気付きノート(間違いノート)の確認。最小限に事前に決めておくと○
ポイントは以下の記事を参考にしています
まとめと内容理解
今回の記事の内容を
内容理解と共にまとめていきましょう○
今回の記事の内容に沿って
質問を用意致しました。
是非、皆さんの理解に役立ててくれれば幸いです
- 理論と計算の配分とはなんだっただろう?それは何故重要なのだろう?
- 記事内で「理論と計算の点数の稼ぎ方の違い」があったか、どう言ったところで違いが見られただろう?
- 期間別で見る理論と計算の配分のそれぞれの理由や、その期間の勉強上のポイントなどを併せて考えてみよう
- 記事内の本試験1週間前では「計算は1問1問丁寧に解く」とあったが、具体的にどう言った行動を取るべきだっただろう?
- 本試験前日や当日の勉強内容で何故理論の比重を重くした方が良いのだっただろう?
いかがでしたでしょうか。
本日もありがとうございました!
ではまた別の記事で。