税理士試験攻略法

税理士試験の本試験1週間前は何をすべき?【結論:この3つをやれ】

どうも、にれんです。

記事を執筆している私は税理士試験の5科目(簿、財、法、相、消)の全てを2年で官報合格した実績があります✌︎

にれん
にれん
「こんなブログが受験生時代にあったら良かった‼︎」

と思いながら記事を書いてます

想定読者

  • 本試験1週間前にやることで困っている方
  • 他の受験生の1週間前の行動を知りたい方

この記事は”8分”で読むことができます

本日もよろしくお願いいたします✌︎

目次-PageContents-

本試験1週間前はラストスパートをかけよう

税理士受験生
税理士受験生
先生!今年初受験なんですけど本試験1週間前はどうすれば良いのでしょうか?

メル先生
メル先生
せやな、端的にいうと「ラストスパートをかけていく」

 

本試験1週間前

  • 何をしていてもそわそわしてしまったり、
  • 逆に妙に落ち着いていたりと

少し不思議な時間を過ごしていること

と思います。

 

その中で

特に初受験生の中には

「本試験1週間前は何をしよう」と

悩んでいる方も一定数いらっしゃるのでは

ないかと思いました。

 

本試験1週間前は

本試験までのラストスパート

かける時期です。

 

このラストスパートの波を

上手に乗りこなす方ほど

上位10%程の合格の波に乗り切れるでは

ないかと感じます。

にれん
にれん
この記事を読めば本試験1週間前の過ごし方の例が分かり、さらには、本試験1週間前の勉強の参考になると思いますので、是非最後までご覧ください✌︎

本試験1週間前にやるべきこと3つ

税理士受験生
税理士受験生
先生!ラストスパートをかけるにあたって何かやるべきことはありますか?

メル先生
メル先生
せやな。3つあるから必ず押さえてな

 

前章でも触れた通り、

本試験1週間前は

ラストスパートをかける時期です

 

今回ご紹介する、やるべきこと3つは

税理士試験の大前提とメンタルを重視

して選出させていただきました。

 

私は、これら3つを押さえるだけで

「他の人より確実に失点を抑えられる」と

ここに断言できます○

 

本試験1週間前にやるべきこと

  • 過去問の出題傾向の確認
  • 基礎問題集の復習
  • 基礎力中心の総合問題にスイッチ

一つずつ解説していきます○

過去問の出題傾向の確認

 

本試験1週間前は

過去に本試験で出題された問題である

過去問を使用して勉強していきます

過去問の使い方は

あくまで「出題傾向」の確認

 

「出題傾向」の確認でやることは

  • 本試験特有の特殊な角度からの問題に慣れること
  • 試験委員の問題文のクセを見抜くこと

 

本試験特有の特殊な角度からの問題に慣れること

本試験で出題される問題には以下の3つのレベルがあります。

  1. 誰でも簡単に正答できる問題
  1. 特殊な角度からの問題
  1. 難易度が極悪非道な問題

税理士試験に合格する為には、この内のレベル1を確実に押さえ、さらにレベル2にある「特殊な角度からの問題」を少しでも正答する。つまり、他の受験生とアドバンテージをつける必要があります。

詳しくは以下で

税理士試験に出題される問題を、最近の傾向と合わせて解説。どうも、にれんです。 私は税理士試験の全ての科目を(簿、財、法、相、消)2年で官報させていただきました✌︎ と思い...

 

なぜ「特殊な角度からの問題」が

試験で出題されるかというと、

本試験の出題者が普段私たちの問題を作っている人ではないから」です。

 

「十人十色」という言葉があるように

問題にも出題者によって「色」があります

 

「特殊な角度からの問題」というのは単に重要性が低い論点の問題という意味ではなく、重要性の高い論点であっても「基礎を理解していないとできない問題」のような”横の繋がり”が意識された問題です。

 

この特殊な角度からの出題に少しでも慣れる為には

特殊な角度から出題されている本試験の過去問を解く事が

一番手っ取り早い方法です。

 

試験委員の問題文のクセを見抜くこと

過去問からは

「試験委員の問題文のクセを見抜く」

ことができます

 

税理士試験の試験委員は

概ね2年(長くて3年)続けて

担当しています

今年の試験委員(◎は新任)

引用元:TAC

 

 

つまり、

新任の試験委員以外は

過去の直近1年(2年)で、

実際に問題を作っているわけです。

 

この目の前にあるチャンス

  • 今年の本試験に役立てるのか
  • みすみす逃してしまうのか

で本試験の「失点の数」に差が出ることでしょう


 

今回は

試験委員のクセの見抜き方」も

併せて、ご紹介していきます

 

例えば、

以下のような「問題文の指示やクセ」を

確認しておくと良いでしょう

  • 「~は~に含まれていない」の指示
  • 「~は”〇〇”と解答用紙に記述しなさい」の指示
  • ある特定の表だけ単位が(千円)表記
  • 解答用紙は(千円未満切捨)だが問題用紙は(円)表記
  • 大問1~3までを網羅的に解答させるような大問4がある
  • ページの境目や改行を跨いである”重要な情報”の記述
  • 序盤に表記がある内容を、終盤に影響させるような問題がある…etc

この辺りが

試験委員の問題文のクセです。

 

試験委員の問題文のクセを

本試験1週間前に確認しておくと

本試験では問題文を注意深く読み進める

事ができます

ケアレスミスの殆どは

「問題文の読み間違え」

 

試験委員の問題文のクセを掴んで

問題文を注意深く読む事ができれば、

必然的にケアレスミスをする確率は低くなります。

 

詳しくは以下の記事で

【知らなきゃヤバイ】ケアレスミスの怖さと対処法を、原因から考える。どうも、にれんです。 私は税理士試験の全ての科目を(簿、財、法、相、消)2年で官報させていただきました✌︎ と思い...

 

本試験1週間前には直近1年間(又は2年間)の過去問の問題文試験委員はどんなクセを持っているだろう?注目してみてください○

 

合格する為には、特殊な角度からの問題で他の受験生より1つでも多くアドバンテージを獲得する事が必要です。その特殊な角度からの問題を、手っ取り早く学習できるツールが「過去問」なのです。さらに直近1年(2年)の過去問では「試験委員のクセ」を問題文から掴む事ができます。このクセを見抜く事ができれば、必然的に本試験でケアレスミスをする事が少なくなります

基礎問題集の復習

 

本試験1週間前は

本試験1ヶ月前と同様

一貫性を持って基礎力の向上

目指しましょう。

 

基礎問題集で

少し理解が曖昧な所などを

重点的に復習していきます。

 

もしも

基礎問題集の中で

間違えてしまう問題に巡り合ったとしたら

大チャンスです。

 

答え合わせではしっかりと

以下の悪い例と良い例、ポイントを掴んで

”基礎を理解する”ことに努めてください。

解答や解説を見て「なるほどな」の一言で片付ける

解答や解説の「理由」を考える

  • 「流暢性の罠」に気をつける
  • 基礎や情報に「何故?」を突きつける
  • 3つの関係性を明確に「WHY,WHAT,HOW,」

 

以下の記事を参考に例やポイントを作成しています。詳しくはこれらを参照

【流暢性の罠】答え合わせの時の”コレ”に気づいた人から合格できる。 どうも、Sleqtです。 はじめに… 私は税理士試験の 全ての科目を(簿、財、法、相、消) 1発で合格させていた...
「特殊な角度からの問題」をクリアする「理解」の本当の意味とその方法どうも、にれんです。 私は税理士試験の全ての科目を(簿、財、法、相、消)2年で官報させていただきました✌︎ と思い...
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【"なるほど"が言えないクラス】どうも、にれんです。 私は税理士試験の全ての科目を(簿、財、法、相、消)2年で官報させていただきました✌︎ と思い...

 

さらに

この基礎問題集の復習の注意点を

お伝えしておきます。

基礎問題集を復習すること以上に

この世で退屈なことはない。

 

基礎問題集の復習は、本当に退屈です。

 

ただ、控えめに言って

この基礎問題集の復習に

どれだけ力を注げるか

合否が分かれるのではないか

感じています

 

しかし、この退屈な基礎問題集の復習は、基礎の理解に役立ち、応用問題も特殊な角度からの問題も柔軟に対応できる、問題の基礎体力の向上に必ず、繋がります

 

そこで是非、

基礎問題集の復習が退屈だな”と感じた時

思い出していただきたい言葉があります

 

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」だと思っています

鈴木一郎(イチロー)

 

是非、基礎問題集の復習を通じて

「問題の基礎体力」をつけて

基礎の理解で戦える準備をしましょう。

 

基礎力重視の総合問題にスイッチ

 

本試験1週間前は

応用論点を重視しがちな総合問題の選択も

基礎力を重視とした総合問題に

スイッチしましょう

 

具体的に述べると「直前対策問題や公開模試」などの応用的な論点を重視している総合問題から「普段の答練レベル」の基礎力を重視している総合問題を解くようにしましょう。

 

これには

2つの理由が、あります。

 

基礎力を重視した問題にスイッチする2つの理由

  • 基礎の確認ができる
  • メンタル面でのメリットがある

 

基礎の確認ができる

前章同様に、

基礎力を重視している

総合問題にスイッチすること

自分の基礎の確認をする事ができます。

 

基礎をどれだけ理解しているか

すなわち「基礎の理解」が

本試験では重要となってきます。

 

その為、

応用問題を選択するのではなく、

あくまでも基礎力を重視した

総合問題を選択しましょう。

 

メンタル面でのメリットがある

基礎力を重視した総合問題を解くことで

メンタル面でのメリット

享受する事ができます。

 

基礎力を重視した総合問題は

その名の通り、基礎論点が出題されるので

高得点が狙えます

 

本試験1週間前に

基礎的な総合問題で

高得点を獲り続けることによって

不思議と、自信が湧いてきます。

 

そして

それは「勢い」に繋がります。

にれん
にれん
少し話が逸れますが、夏の高校野球で、甲子園常連校である強豪校が波に乗り、勢いづく弱小校に飲まれていく姿は珍しくありません

 

「勢い」は物凄い力を秘めており

中国の思想家で有名な孫子も

こんな言葉を残しています

 

激水の疾くして、石を漂わすに至る者は勢なり

(水の流れが激しくて岩石をも漂わせるのは、その水に勢いがあるからである)

孫子

 

「勢い」に乗って本試験に挑戦できるよう

基礎力を重視した総合問題を選択して

高得点を叩き出しまくってください。

簡単過ぎても良くない。

自分が一番解きやすいレベル

総合問題を選択しよう

 

まとめと内容理解

今回の記事の内容を内容理解と共にまとめていきましょう○

 

今回の記事の内容に沿って

質問を用意致しました。

 

是非、

皆さんの理解に役立ててくれれば幸いです

 

内容理解

  • 本試験1週間前にやるべきことは3つあったが、それぞれ何だっただろう?
  • やるべきこと3つの理由や注意点、ポイントを思い出してみよう
  • やるべきこと3つに共通する考え方は何だっただろう?
  • 記事内で「過去問を使用して勉強する」とあったが、過去問をどのように使用すると良かったのだろう?
  • 記事内で「試験委員の問題文のクセの見つけ方」とあったが、どんなモノだっただろう?
  • 記事内で「基礎力を重視した問題にスイッチする」とあったが、具体的にどんなレベルの問題にスイッチすれば良いのだろう?
  • それぞれの章で使用されている写真の意味を考えてみよう


いかがでしたでしょうか。

にれん
にれん
この記事で本試験1週間前のやるべき事がわかり、合格まで波に乗り切ってくれる方が1人でも増えてくれたら嬉しいです✌︎

本日もありがとうございました!

 

ではまた別の記事で。

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